トレーニングについて

はじめに、トレーニングとはとてもインテリジェンスなものです。ただやればいいというものではありません。何も考えずやみくもに力任せの反動や勢いを利用して動作していたとすれば正しい刺激は得られませんし、フォーム(重心)が崩れていれば、効果も半減しケガに繋がってしまいます。回数や重さももちろん大切なのですが大事なのは、「どれだけ重いウエイトを持ち上げたか」より「正しいフォーム(重心)でウエイトを使った機能的な体を作っていくこと」です。
当院のパーソナルトレーニングではリバースアクション理論を用いたトレーニングを実施しています。リバースアクションによるトレーニングは関節に負担をかけずに自然体な筋肉をつけることができます。また機能的な体の使い方が自然と身に付き体のバランスを整える効果があります。

また当院でのパーソナルトレーニングのコンセプトとして永続的に通っていただく必要はありません。トレーニングの効果は少なからず個人差があるため、お客様によって週1~週2回以上のトレーニングを推奨はしますが強制は致しません。そのため月額制やチケット等の回数券などの制度も導入していません。あくまでウエイトを使ったリバースアクショントレーニングを覚えて頂き、その後はご自身で自宅やジムなどで実用・実践していただければと考えております。

リバースアクショントレーニング

当整骨院で推奨しているリバースアクション(筋の逆作用)トレーニングについて説明します。簡単に説明してしまうと筋肉の働きの一つには筋肉が伸びたり縮んだりすることで関節を伸ばしたり曲げたりして体を動かすという『作用』があります。

正作用とは「筋の停止部が起始部に近づくこと」「近位部が固定された状態で、遠位部が動くこと」

【動画:腰や膝関節に負担がかかってしまう重心の落とし方】

リバースアクションまたは逆作用とは「筋の起始部が停止部に近づくこと」「遠位部が固定された状態で、近位部が動くこと」

【動画:腰や膝関節に負担がかからない重心の落とし方】

動画のスクワットに限らず全てのトレーニングや普段の体の使い方において、筋肉や関節の動かし方は一通りではないということになります。

なぜ正作用だと悪いのか?
連動性が全くなく関節を雑に使うことで必要以上に関節に負担がかかってしまうためケガをしやすい動きになってしまう。

なぜリバースアクション(筋の逆作用)がいいのか?
普段の当たり前のように使っている日常生活動作はほとんど無意識で動かしていると思います。しかし何年も何十年も無意識で使ってきた体の使い方は本当に正しいのでしょうか?
先入観や固定観念により何も気にせずに自分の体はこういうものだと、また今さら直せないと思い込んでいる方がほとんであると思います。先ほども記述したように『体の痛み』や『ケガ』は決して運が悪くてなるわけではありません。体の使い方が正しくないために起こるのです。リバースアクションを覚えることで(または知ることで)その関節にとって正しい使い方、負荷のかからない使い方を実感できると思います。

木原整骨院本院

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