足の変形

こんにちは、木原整骨院の内海です。
日常生活の中で自分の足の状態や足の形を気にしたことがありますか?
今日は色々な『足の変形』についてお話ししたいと思います。

【外反母趾と内反小趾】
外反母趾は知らない人でも名前くらいは一度は聞いたことがあると思う足の変形の代表的な疾患ではないかと思います。
足の母趾が強く「くの字」のように外反し、第2趾と交差するような状態。
その正反対の内反小趾は小趾が変形し親指側に曲がった状態です。

【開帳足】
・外反母趾とセットで起ることの多いのがこの開帳足です。
横アーチが崩れ、足の幅が広くなってしまう前足部の変形のことを指します。
長時間歩いていると人差し指中指の付け根あたりが痛くなるもしくはタコ・マメができるというわかりやすいサインがあるのも特徴的です。

【外反足と内反足】
・外反足は足の外側が反り返る状態の足。足の小指が床につかない状態。
足裏の内側が床に強く押し付けられるため偏平足を伴うことが多く,外反扁平足ともいう。
・内反足はその逆に足の内側が反り返って外側部だけが床についている状態の変形。

【偏平足】
足の土踏まずがなくなって、足底全体が地面につくようになった状態。
外反母趾と並んで代表的な足の疾患といったら、この扁平足ではないでしょうか。
多くは歩行時に疲れやすくなるくらいで重篤な症状は見られませんが、正常な足の形ではないことには変わりありません。
外反母趾を併発していることが多いです。

【ハイアーチ(凹足)】
偏平足と逆に、足のくぼみが強くなった状態。
土踏まずが極端にあがっていて、足の甲も盛り上がっている足のことをいいます。踵(かかと)や前足部に荷重が集中しやすいため、足がつりやすくなったりタコや角質ができます。
高いヒールの靴を履いている女性は要注意です。

【ハンマートゥ】
真上から見ると足の指がハンマーのように折れ曲がって爪が見えにくくなっているような状態。
意外にも子供に多いのがこのハンマートゥです。
サイズの小さい靴を履き続けたり、大人の場合は先の細くなったハイヒールなどを履き続けていると、指が曲がったまま戻らなくなってしまうというものです。

足の変形となるとどうしても生まれつきのモノやハイヒールなど靴が原因のイメージが先行していますが割合で言えばごく少数ではないでしょうか?
正しい重心も正しい歩き方も知らずに変な癖で日常生活を過ごしてきた生活習慣病のひとつだと思います。
女性だけに多いわけではなく男性でも子供でも発症しています。
何よりも足底の重心の位置が悪いことが原因だと思います。
重心の位置が悪いことで肩コリや膝痛、腰痛、頭痛、むくみ、下半身太り、O脚、
骨盤の歪みなど様々な症状を起こす引き金になります。
しかし「足の重心とは関係ないんじゃないか」と思う人が多いため、最初に述べたように自分の足の状態を気にしない人がそれだけ多いのではと思います。

足が変形するなんて立派な身体からのストレスサインではないでしょうか?
この機会に自分の足の状態を確認してみてください。

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