症例報告3

こんにちは、木原です。
今日は当院の患者さんの症例を報告していきたいと思います。
●症例3
・77歳、女性 150センチ 50キロ
・左足関節内側の三角靭帯の部分に痛みを訴 え来院
・左先天性股関節脱臼


・悪い歩き方の繰り返しによって左踵骨(かかと)骨棘形成の疑い
*骨棘 : 過剰な負担がかかり続けることによって骨が棘(トゲ)のように
変形してしまった状態
*また1年以内に体重が5キロ増量

・婦人科疾患
・運動大嫌い
・色々な治療院に行っても症状がほとんど変わらない
・股関節が過剰な外旋状態(外を向いているガニ股のような状態)
*それに伴い膝のお皿も外側を向いている状態

・歩行指導により痛みが軽減
膝のお皿をできる範囲で真っすぐにして、みぞおちとおへその真ん中を意識して
歩行を行ったところ患部の痛みが消失
再度、普段通りの歩行(ガニ股でかかとから着地する歩行)を行ったみたところ、
患部の痛みが再発。

意識と身体の使い方を変えただけで痛みの有無が変わる。
このことから分かるのは自分の悪い歩き方によって自分自身を苦しめてしまっているということですよね
人によっては一日に何千、何万歩と歩かれると思います。
お医者さんに行くと「たくさん歩きなさい」と言われた経験がある方は多いでしょう。
しかし、悪い歩き方でたくさん歩いたらどうなってしまうでしょうか
想像しただけでも怖いです。

この患者さんも足の痛みを治したい反面「もう生まれつきのものだから」と諦めてらっしゃいました。
しかし、たった3回の治療と運動指導で痛みが軽減。
「あら!痛くない!」と僕らよりも本人が一番驚いていたのがとても印象的でした。
治療をして治すことはもちろん大事なことです。
当たり前のこと過ぎてみなさんがどうしても見過ごしがちになってしまいますが、
まずはどうして痛みが起こったのか、なぜその部位にストレスがかかってしまっているのか?などの原因を追究することが本当は一番重要なのではないでしょうか?

また途中経過などブログで随時お伝えしていきます。

https://kiharaseikotsuinhonin.com/

 

 

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